• ポイントキャンペーン

DOJIN BIOSCIENCE SERIES
メンブレントラフィック―膜・小胞による細胞内輸送ネットワーク

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 7,26/高さ 26cm
  • 商品コード 9784759817232
  • NDC分類 463
  • Cコード C3345

出版社内容情報

真核生物の細胞ではさまざまな物質が膜に包まれ,ダイナミックかつ複雑なネットワークによって細胞内外を輸送されている.本書では,このメンブレントラフィック(小胞輸送)の基本的な概念や分子メカニズムを概説すると共に,分化した細胞やモデル生物における具体的研究例の紹介を通じて,本領域に携わろうとする研究者に必要な情報を提供する.

序章: メンブレントラフィックとは?



Part I:メンブレントラフィックの主要経路(分泌経路,エンドソーム,エキソサイトーシスとエンドサイトーシス,オートファジー)



Part II: メンブレントラフィックの分子機構(SNARE複合体,ESCRT複合体,Arfファミリー,Rabファミリー 他)



Part III: 高次生体機能を支えるメンブレントラフィック(神経伝達物質の放出,記憶・学習,機構の破綻と疾患 他)



Part IV: モデル生物を用いたメンブレントラフィック研究(酵母,線虫,ハエ,植物)

福田 光則[フクダ ミツノリ]

吉森 保[ ヨシモリ タモツ]

目次

メンブレントラフィックとは何か
1 メンブレントラフィックの主要経路(分泌経路と小胞輸送発見の歴史;エンドソームのメンブレントラフィック;エキソサイトーシスとエンドサイトーシス;オートファジー)
2 メンブレントラフィックの分子機構(膜融合に働くSNARE複合体;エンドソームでの輸送選別に働くESCRT装置;タンパク質の選別輸送に働くAP複合体;Arfファミリーによるメンブレントラフィックの調節;Rabファミリーによるメングレントラフィック制御)
3 高次生体機能を支えるメンブレントラフィック(神経伝達物質放出を支えるメンブレントラフィック;記憶・学習に関わるメンブレントラフィック;インスリンシグナルに関わるメンブレントラフィック;メンブレントラフィックの破綻と疾患)
4 モデル生物を用いたメンブレントラフィック研究(酵母を用いたメンブレントラフィック研究;線虫におけるメンブレントラフィック;ショウジョウバエを用いたメンブレントラフィック研究;植物を用いたメンブレントラフィック研究)

著者等紹介

福田光則[フクダミツノリ]
1968年東京都生まれ。1990年東北大学理学部生物学科卒業。1996年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。現在、東北大学大学院生命科学研究科教授。博士(医学)。おもな研究テーマは、「低分子量Gタンパク質Rabによる細胞内小胞輸送のしくみの解明」

吉森保[ヨシモリタモツ]
1958年大阪府生まれ。1981年大阪大学理学部生物学科卒業。1986年大阪大学大学院医学研究科博士課程中退。現在、大阪大学大学院生命機能研究科/医学系研究科特別教授。医学博士。おもな研究テーマは、「細胞内ロジスティックス、とくにオートファジーの分子機構と疾患とのかかわり」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。