出版社内容情報
量子ウォークを用いる探索問題について詳説!
本書は量子ウォークを用いる探索問題について,基礎的事項から具体的計算まで丁寧に解説する.
量子ウォークとは確率論におけるランダムウォークの量子版である.従来のランダムウォークでは見られない特異な挙動を示すことから最先端の研究対象として注目を集めている.また,その探索アルゴリズムは,量子コンピュータにも応用可能とされ大変注目されている.量子系の計算科学に関心のある多分野の読者必携の書である.
目次
1 グローヴァー・アルゴリズム
2 サイクル上の量子ウォーク
3 超立方格子と区間の量子ウォーク
4 2次元トーラス上の量子ウォーク
5 空間的な量子探索アルゴリズム
6 無向2部グラフ上の量子ウォーク
7 有向2部グラフ上の量子探索
著者等紹介
今野紀雄[コンノノリオ]
1982年東京大学理学部数学科卒業。1987年東京工業大学大学院理工学研究科博士課程単位取得退学。現在、横浜国立大学大学院工学研究院教授、博士(理学)。研究分野は、量子ウォーク、無限粒子系、複雑ネットワークなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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