目次
チャイントンへ(天女の伝説が残るパラウンの村;あざやかな刺しゅうがぎっしり。アカの人々の手仕事 ほか)
マンダレーへ(職人が集まる町、アマラプラの織物工場)
ミッチーナーへ(暮らしながら織るミッチーナー郊外の織物工房;山からおりてきたロンウォーのおばあちゃんの宝物)
ヤンゴンへ(ミャンマー最大の聖地シュエダゴン・パゴダ;ミャンマー各地の手仕事が集まるボーヂョッ・アウンサン・マーケット)
つくって味わうすてきな手仕事(布を自分で織ってみる、という喜び;アカのカラフルな刺しゅう、アップリケに魅せられて ほか)
著者等紹介
春日一枝[カスガカズエ]
福井県生まれ。編集プロダクションを経てフリーランスの編集者となり、雑誌、手芸の書籍などの編集を行う。2010年春、「Bahar」として活動スタート。ハンガリーやルーマニアの刺しゅうや暮らしにまつわる本や刺しゅうキットなどを制作。現在は清澄白河のfukadasoにてワークショップを開催したり、アトリエショップをオープンしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
104
これは素晴らしい旅行記。日本人にあまり馴染みのないミャンマーの織物の素晴らしさを、豊富な写真と親しみやすい文章で紹介している。ここに取り上げられている織物は、素朴な美しさと手仕事によって仕上げられた温かみを持っており、どの品も芸術品と呼べるものだ。ミャンマーの普通の人々の写真も多く収録。少しはにかんだような笑顔が多くて、同じ東洋人として親近感を持った。2014/11/20
ケイプ
17
ミャンマーのいろいろな民族の伝統的な衣装や布などの手仕事に出会える一冊です。刺繍や装飾などを施されたそれはとても魅力的で写真に見入ってしまいました。カラフルな色づかいやデザイン、身につけた彼女たちにとても似合ってます。三男が仕事でミャンマーのヤンゴンに赴任することがあると言っていたので、その時にはボージョッ・アウンサン・マーケット目指して私も行ってみたいと密かに思うのでした。2016/03/14
ののまる
6
布ほしいー2019/02/23
ぽけっとももんが
6
読みごたえのある一冊。ミャンマーのさまざまな民族の手仕事をみっちり紹介してくれる。綺麗なもの、可愛らしいものがいっぱい。手の込んだ刺繍にはうっとり。写真もたっぷり、その写真の解説もきっちりが何より嬉しい。ただ、これだけの他民族国家でこどもたちにきちんとした教育を受けさせるとなると、公用語を使わざるを得ないだろう。となると特異な言語や文化を維持するのは困難であるなぁ、と関係ないところで考えた。ともあれこれを見ると、ミャンマーという国に興味が湧くのは間違いない。椎名誠氏の旅行記同様。2016/02/15
mikychka
2
手織りの方法も解説されている。段ボールを使ってもできるんですね。2014/11/08