出版社内容情報
貧困、疫病、人口問題…幕末から明治初期、社会の激変期に、日本の村落はどう対応したのか?困難克服の歩みを描く。舞台は幕末から明治初期にかけての19世紀、海外からの知識・技術の移入と国内社会の激変に、日本の村落はどう対応したのか? 貧困の発生、疫病の流行、人口問題、村内の利害対立を例に、困難に対応していった日本の村落の困難克服の歩みを描く。
巻頭言 岡 洋樹
はしがき/荒武賢一朗
第1章 近世日本の貧困救済と村社会/木下光生(奈良大学文学部教授・歴史学、貧困史が専門)
第2章 近世日本の「俗医学」と医薬市場の空間・(スーザン・バーンズ(シカゴ大学歴史学部教授、医療社会史、女性史が専門)、豊沢信子訳(チェコ科学アカデミー東洋学研究所研究員、歴史学、思想史が専門)
第3章 天草諸島の人口増大と産業の形成/荒武賢一朗(東北大学准教授、歴史学、経済史が専門)
第4章 山野からみた明治維新/渡辺尚志(一橋大学大学院社会学研究科教授、歴史学、村落史が専門)
第5章 コレラ流行と「自衛」する村落社会/竹原万雄(東北芸術工科大学芸術学部准教授、歴史学、医療・衛生史が専門)
あとがき/荒武賢一朗
荒武 賢一朗[アラタケ ケンイチロウ]
編集
目次
第1章 近世日本の貧困救済と村社会
第2章 近世日本の「俗医学」と医薬市場の空間
第3章 天草諸島の人口増大と産業の形成
第4章 山野からみた明治維新
第5章 コレラ流行と「自衛」する村落社会―1882(明治15)年の宮城県牡鹿郡を中心として
著者等紹介
荒武賢一朗[アラタケケンイチロウ]
1972年生。東北大学東北アジア研究センター准教授。歴史学、日本史、経済史が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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