知りたい!サイエンス
知っているようで知らない免疫の話―ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774143347
  • NDC分類 491.8
  • Cコード C3045

内容説明

生物には外界からの異物を排除する機能「免疫」が備わっている。人間は言うに及ばず、細菌や植物の体内にもしっかりとした免疫の機能があるのだ。私たち生物がここまで進化できたのは“免疫のおかげ”といっても言い過ぎではない。生物進化と共に発達を続ける免疫。進化の影に潜む、免疫の姿とはいかなるものか。

目次

第1章 都合が悪いものと、そうでもないものの区別
第2章 免疫の萌芽
第3章 脊椎動物の免疫
第4章 明らかにされはじめた、免疫システムの分子メカニズム
第5章 免疫系の暴走と破綻
第6章 免疫研究が切り開くインフルエンザ・花粉症・メタボの治療

著者等紹介

西村尚子[ニシムラナオコ]
1967年に東京生まれ、神奈川県で育つ。1991年、早稲田大学人間科学部人間基礎科学科卒業。専攻で細胞生物学。1992年より約10年にわたって科学雑誌『ニュートン』の編集に携わった後、フリーランスのサイエンスライターとして活動。生命科学分野の仕事を得意とする。ネイチャーアジア・パシフィックの特約記者でもある。2008~2010年3月まで、NPO幹細胞創薬研究所の生命倫理委員も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

17
例の流行病がなければ、手に取るのは後だったかも。健康もしくは生命維持に欠かせない免疫。免疫には既に備わっている「自然免疫」と、生きていくうちに接触した病原によって生まれる「獲得免疫」がある。早速、結論として<適度な食事、睡眠、運動、そして、情報病原に掛からない「学習」、そしてストレス軽減>の大切さ。免疫の主要たる各種抗体、基本的な抗原に対する抗体反応、免疫の暴走たるアレルギー、ワクチンの仕組みなど本書のテーマや要点は多々あるが、大カッコの中だけ理解していればOK。逆に言えばそれを失えば免疫は落ち、病む。2020/10/11

魚京童!

11
なんだろうね。パソコンの調子が悪い。変なボタンを勝手に押してくれるようになった。そろそろ10年か。寿命か。しょうがないよね。まー免疫は保ててくれてたと思うし。次はデスクトップかなー。それともタブレットで満足してしまうかなー。免疫とかどうでもいいわ。2019/04/04

やんま

3
今回調べたかったのはエピジェネティクスについてだったのだが、抗体とは関係がないのか載っておらず、結局半分ほど読み飛ばした。免疫についてはおおよそ知っていることが多かったが、確認になったのでまぁ良かった。2018/01/24

ろい

2
娘のインフルエンザで会社を休みながら読む本としては最高の一冊。 免疫系の発達と、科学史、最新の病気をターゲットに実際の免疫反応の詳細と盛り込んだ一冊。 解説が少なく突っ走る部分もあるが、基本的には分かりやすくローエンドから書かれていて、非常に良い。 何よりちょっとしたイラストの解説が多いのが良い。 凄くイメージがしやすい。2014/01/29

黒胡麻

1
抗体で各抗原を特異的に攻撃する獲得免疫は魚類以後の進化で得られたもので、他の生物は補体などの非特異的な自然免疫だけしか持っていない。でもそれでも上手くやっているようだし、多田富雄氏が言っていたようにヒトの免疫系は無駄に複雑化しすぎてるような気もする。2013/12/08

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