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ここまで進んだ次世代医薬品―ちょっと未来の薬の科学

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774145914
  • NDC分類 499.1
  • Cコード C3047

内容説明

医療が発達した21世紀。こんな現代において、創薬研究者はいったいどのような薬を開発しているのだろうか?副作用の起こりにくい抗ガン剤、薬がなかったアルツハイマー型認知症の治療薬、難病や不治の病…。そんな“一段上のレベル”の難しい分野へと、創薬の主戦場は移りつつある。次世代医薬品の研究は、航空宇宙産業と並んで“知の集大成”といわれ、世界の中でもごく限られた国でしか生み出すことのできない、特殊な産業である。創薬研究者たちは、あの手この手を用いながら、数々の難病と日夜闘っている。本書は、そんな彼らの活躍ぶりを伝えていく。

目次

次世代医薬品・総論
薬ができるまで
第一世代バイオ医薬品
第二世代バイオ医薬品(ガンと戦う;さまざまな病に打ち勝つ)
第三世代バイオ医薬品・未来を拓く

著者等紹介

中西貴之[ナカニシタカユキ]
1965年、山口県下関市彦島生まれ。山口大学大学院応用微生物学修了。現在、総合化学メーカー宇部興産株式会社医薬研究所で鋭意創薬研究中。地元下関市の平家一門の御霊を鎮める伝統芸能「平家踊」で音頭取りを務める継承者。日本質量分析学会、日本科学技術ジャーナリスト会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鳥義賊

2
「普通の人々」にも分かりやすいように、おびおさんが丁寧に工夫して書いていらっしゃるのが良く伝わります。内容自体が専門的なので、業界に近い方とか、身近に病気の方がいらっしゃる方じゃないと「ふうん、なるほど」で終わってしまうのかも。列記型じゃなく、読み物風のスタイルも検討できるんじゃないかと思います。2011/05/19

ふぉる

1
内容としては面白い面もあるが、基本的に医学初心者には難しい。また、説明ばかりで、もう少し新薬開発の背景等の記載があれば読みやすくなった気がする。2012/09/25

nuna

1
一口に「薬」といっても様々な種類があることがわかった。正常な細胞まで攻撃してしまう今までの抗がん剤と異なり、がん細胞だけを破壊する抗体医薬など、生物の仕組を巧みに利用した医薬品とその技術が紹介されている。今は不治だったり致死率が高かったりする病気も、新しい医薬品によってQOLを高めたりすぐに死ぬことはない病気にしてしまう期待がもてる。2011/05/07

gatoturedbull

0
比較的分かりやすく書かれていると思う。もっと具体的な内容でも面白いかもしれない。2015/05/17

kiwipop

0
ガン細胞には取り込まれるほどには小さいけれど、尿から排出されるには大きい絶妙のサイズで設計されたナノ治療薬。ナノカプセルの中に入れる薬を変えると効果も変えれるため、期待膨らむ治療法だ。2011/05/06

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