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知りたい!サイエンス
実はおもしろい化学反応―世界は化学反応でできている

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774153018
  • NDC分類 431.3
  • Cコード C3043

内容説明

化学反応は、今までにない分子を作り出し、画期的な新製品や、命を助ける医薬品を開発し、私たちの生活を豊かにしてくれる。世界の人々のライフスタイルを変えたり、病苦から人々を救うこともできる。こんな夢のある可能性について。

目次

1章 なぜ物質(原子)は、くっついたりはなれたりするのか?
2章 有機化合物
3章 お酒を飲んで化学反応
4章 ベンゼン環
5章 鏡に映った化合物の不思議
6章 身近な薬・農業・エネルギー問題で化学反応を理解する
7章 化学反応でこんな物を作ってみた
最終章 ノーベル賞受賞の化学反応の理解に挑戦してみる

著者等紹介

中西貴之[ナカニシタカユキ]
1965年、山口県下関市彦島生まれ。山口大学大学院応用微生物学修了。総合メーカー宇部興産株式会社で20年間新薬の研究に携わった後、現在同社において化学物質の世界各国法律対応業務に従事中。地元下関市の平家一門の御霊を鎮める伝統芸能「平家踊り」で音頭取りを務める継承者。日本質量分析学会、日本科学技術ジャーナリスト会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

76
高校の時に文系なのに「興味がある」という理由で受講した化学をもう一度、学びたくなって読みました。無機化学は得意だったけど、有機化学は名称のつけ方が分からなくて挫折したのでおさらいになって分かりやすい有機化学の章が設けられているのが、有難かったです。そしてよく、酒を呑んだ時に肝臓辺りに血液が集中しているのを感じる度に「おお、肝臓が働いとる!!」と思っていたけど、その時、肝臓はアセトアルデヒドから酢酸への化学反応が行われていたのね…。後、グラファインがそんなに手軽な方法で出来るなんて知らなかったな〜!!2016/04/17

Kent Kaseda

19
高校化学+αくらいのレベル。難関大志望の高校生や理系大学生にはオススメ。前半は教科書的な話で、有機化学反応の基礎の解説。非常に読みやすく、大学の有機化学の予習として最適。後半は有機化学のコラム集。佐藤健太郎氏の著作と被るトピックも多いが、スピロピランやグラフェンの項など本書独自の話題もある。野依良治博士の不斉合成や根岸栄一博士・鈴木章博士のパラジウム触媒クロスカップリングの仕組みの解説も良い。本書の内容もさることながら、化学メーカー勤務のサラリーマン兼サイエンスライターという筆者の働きぶりにも感化される。2017/10/04

おおにし

7
第2章までの高校化学のおさらいのようなちょっと退屈な話を我慢すれば、その先は興味深い化学の話題が満載で面白く読めると思います。分子レベルの試験管を作ってその中で分子同士を化学反応させようという話はなかなか興味深いですね。根岸博士、鈴木博士がノーベル化学賞を受賞したクロスカップリング反応についてもわかりやすい説明があります。2013/02/23

wang

2
有機化学。共有結合の基本から、有機化合物を単純な直鎖構造からはじめて少しずつ複雑な構造へいきベンゼン環まで。名付けの規則にページ数を使っている。各構造の化学反応についても応用的に、お酒、薬品、肥料、爆薬、カイロなどを説明。だがもう少し反応の基本を飛ばさずにやって欲しかった。現実の応用のほうが面白いのだろうが、それなら名付けルールは人によっては退屈な話なのだからそこを飛ばして欲しかった。面白いが、構成に配慮が欲しかった。2016/03/06

三月うさぎ

1
うん、書名通りおもしろい。化学は本当に基礎知識がなくて、最初の方を何度も読み返した。少しずつ理解していこう。2014/04/03

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