内容説明
英単語より世界地図を!日本人の世界認識をたどり、社会科教科書の問題点を洗い出す。国際理解教育を実践する人のための基本テキスト。
目次
序章 「ホワイトバンド」だけでよいのか?
1 頭の中の世界地図(手描き世界地図にみる日本人の世界認識;追跡調査にみる「頭の中の世界地図」の変化)
2 世界のどこを教えてきたか(世界地誌教科書の変化;江戸時代の世界観 ほか)
3 小学校教科書にみるアフリカ(世界認識と偏見;国際理解教育としての世界地誌 ほか)
4 開発教育という視点―これからの国際理解へ(国際理解教育の歴史;南北問題の拡大のなかで ほか)
著者等紹介
西岡尚也[ニシオカナオヤ]
1958年、京都府生まれ。奈良大学文学部地理学科卒業。佛教大学大学院教育学研究科生涯教育専攻修士課程修了。関西大学大学院文学研究科地理学専攻博士後期課程単位取得退学。京都府立高校教諭を経て、琉球大学教育学部助教授。専門は、地理教育・開発教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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水無月十六(ニール・フィレル)
1
大学のテキストとして購入した(させられたというのが正しい)もの。開発教育について、現代の教科書や地理教育の問題点について言及しながら解説している本。後半には開発教育の流れなども書かれている。地理教育の必要性についてはよくまとまっていると思う。ただ正直買ったことに対してやられたという感じが強い。ところどころ関心が持てることは書いてあるものの、余計な文言や、論理の飛躍とでも言えるようなところが多い。そこまで言えるかどうか疑問が生じる内容がある。批判的に読む方がいいと思う。2014/08/02