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リスク・コミュニケーションの思想と技術―共考と信頼の技法

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  • サイズ A5判/ページ数 242p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784779511011
  • NDC分類 519.9
  • Cコード C3011

出版社内容情報

コミュニケーション技術だけではなく,その背景の思想や価値観,実際の設計,効果と評価,コミュニケーターの養成などを深く展開

第?章 リスクとはなにか

1 リスクの語源とそこに秘められた価値観  

2 リスクが概念化された時代的・経済的・学問的背景  

3 リスクの一般的な定義  

4 個別学問分野によって異なるリスクの定義  

5 安全・安心とリスク  

6 リスクと日本文化  



第?章 リスク・コミュニケーションとはなにか

1 リスク・コミュニケーションの誕生  

2 リスク・コミュニケーションの原点となる定義  

3 筆者によるリスク・コミュニケーションの定義  

4 リスク・コミュニケーションの背景となる思想  

5 リスク・コミュニケーションの背景となる技術  

6  リスク・コミュニケーションは他の技法とどこで区別されるのか 

7 リスク・コミュニケーションにおける諸学の機能的同型性  

8 リスク・コミュニケーションに対する誤解  

9 リスク・コミュニケーションに関してよく聞かれる疑問 

10 リスク・コミュニケーションが有効な場面と有効でない場面 



第?章 我が国におけるリスク・コミュニケーションの流れ

1 日本におけるリスク学事始め  

2 阪神・淡路大震災(1995 年)以前の広報  

3 阪神・淡路大震災(1995 年)以後の広報  

4 2000 年過ぎからのリスク・コミュニケーションのブーム 

5 福島原発事故後のリスク・コミュニケーション



第?章 リスク・コミュニケーション場面の構造とそれに関わる要因

1 リスクの種類と性質に関する要因  

2 送り手側の要因  

3 受け手側の要因  

4 コンテンツ要因  

5 メディア要因  

6 場と運営法の要因  

7 社会的・歴史的要因  

8 リスク・コミュニケーション設計手順 



第?章 リスク・コミュニケーション実施上のポイント

1 相手の理解ないし受け止め方  

2 情報の提供の仕方  

3 誠実性の表現の仕方  

4 コミュニケーション過程の制御の仕方 



第?章 リスク・コミュニケーションの効果

1 リスク・コミュニケーションの評価基準 

2 リスク・コミュニケーションの効果モデル 

3 実験的手法による効果の検討 

4 調査的方法による効果の検討 

5 観察法による効果の測定  

6 受け手の行動に表れた効果の測定  

7 リスク・コミュニケーション効果の多元性 



第?章 リ スク・コミュニケーションにおけるマスコミと第三者組織の役割

1 リスク・コミュニケ?タ?としてのマスコミの役割  

2 リスク・コミュニケーションにおける第三者組織の役割 



第?章 リスク・コミュニケーターの養成

1 リスク・コミュニケ?タ―養成の組織づくり  

2 研修の基本方針  

3 カリキュラムの設計と実施 

4 研修の対象者  

5 幹部職員に対する説明会 

6 研修に必要な資材  



第?章 統合的リスク・コミュニケーションに向けて

1 リスク・コミュニケーションの空間的拡大  

2 リスク・コミュニケーションの時間的拡大  

3 統合的リスク・コミュニケーションに向けて 

4 統合的リスク・コミュニケーションの先行例 

5 おわりに 

 

あとがき  

引用・参考文献 

事項索引  

人名・著者索引  

木下 冨雄[キノシタ トミオ]
兵庫県出身。京都大学文学部心理学専攻卒業,同大学大学院修士課程修了。京都大学助手,大阪女子大学助教授,京都大学助教授を経て京都大学教授(教養部長,総合人間学部長を歴任)。京都大学を退任後摂南大学教授,甲子園大学学長を経て(公財)国際高等研究所フェローに着任,現在に至る。京都大学文学博士,日本社会心理学会元理事長,日本リスク研究学会元会長。

内容説明

日本のリスク・コミュニケーションの生みの親である著者が、「共考と信頼」をキーワードに過去数十年にわたる研究と実践の成果を公開。

目次

第1章 リスクとはなにか
第2章 リスク・コミュニケーションとはなにか
第3章 我が国におけるリスク・コミュニケーションの流れ
第4章 リスク・コミュニケーション場面の構造とそれに関わる要因
第5章 リスク・コミュニケーション実施上のポイント
第6章 リスク・コミュニケーションの効果
第7章 リスク・コミュニケーションにおけるマスコミと第三者組織の役割
第8章 リスク・コミュニケーターの養成
第9章 統合的リスク・コミュニケーションに向けて

著者等紹介

木下冨雄[キノシタトミオ]
兵庫県出身。京都大学文学部心理学専攻卒業、同大学大学院修士課程修了。京都大学助手、大阪女子大学助教授、京都大学助教授を経て京都大学教授(教養部長、総合人間学部長を歴任)。京都大学を退任後摂南大学教授、甲子園大学学長を経て(公財)国際高等研究所フェローに着任。京都大学文学博士、日本社会心理学会元理事長、日本リスク研究学会元会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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なさぎ

1
著者の研究の総まとめ、といった趣の本書。その分重複する部分も多くある。また、それぞれの一貫性を持たせようとした結果、全体として矛盾してしまっているようにも感じられる。それが「リスクコミュニケーションの両面性・双方向性による泥臭さ」と言えば聞こえは良いかもしれないが……。最近疑似科学に挙げられがちな「電磁界の健康リスク」にかなりのページを割いているのも、読む上でかなり引っかかった。2018/12/25

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