デジタル記号論―「視覚に従属する触覚」がひきよせるリアリティ

個数:

デジタル記号論―「視覚に従属する触覚」がひきよせるリアリティ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月16日 11時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788516069
  • NDC分類 007.04
  • Cコード C1036

出版社内容情報

私たちは一日にどれくらいポータブル端末に触れているだろう。そこでは視覚以上に触覚が重要な役割を果たしている。いまや全く新しい感性が生まれていると言ってもいい。気鋭のメディア・記号学者が、デジタル化時代のこのリアリティを鮮やかに描出。

松本 健太郎[マツモト ケンタロウ]
著・文・その他

内容説明

視覚と触覚の交錯から派生するデジタル時代のリアリティ。今日あなたは何度、スマホの画面にさわっただろうか。ポケモンGO、Googleマップ、トリップアドバイザー…。人びとが手許のデジタルデバイスをたえず凝視しながら、各種のアプリがたちあげる情報世界を触覚的に制御し、管理し、リアルなものとしてひきよせようとするのは、今まさに新種の記号的リアリティが出現しつつある証左なのではないか。

目次

デジタル時代の技術化されたイマジネーション
第1部 記号とメディアの現代的な関係性を考える(バックミラーのなかのメディア文化―テクノロジーの隠喩的理解をとらえなおす;メディアテクノロジーが陶冶する想像力の現在―「予めの論理」と「象徴の貧困」;メディアの媒介性と、その透明性を考える―「テクノ画像」概念を再考する;私たちはどのように写真をまなざすのか―言語との差異を中心に)
第2部 視覚と触覚の現代的な関係性を考える(タッチパネル考―画面との接触が求められる現代;「接続される私」と「表象される私」―記号論×メディア論の間隙で考えるゲーム;スポーツゲームの組成―それは現実の何を模倣して成立するのか)
第3部 空間と身体の現代的な関係性を考える(ポケモンGOでゲーム化する世界―画面の内外をめぐる軋轢を起点として;拡大される細部―マイケル・ウルフとダグ・リカードの写真集を比較する;テクノロジーによる「行為」のシミュレーション―トリップアドバイザーを題材に)

著者等紹介

松本健太郎[マツモトケンタロウ]
1974年生まれ。群馬県桐生市出身。国際基督教大学卒業後、京都大学大学院に進学し博士号(人間・環境学)を取得。専門領域は記号論・メディア論・映像論。二松學舎大学都市文化デザイン学科准教授。日本記号学会理事・第31回大会実行委員長。観光学術学会第7回大会実行委員長などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。