公共性のパラドックス―私たちこそ公共精神の持ち主

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公共性のパラドックス―私たちこそ公共精神の持ち主

  • 平子 義雄【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 世界思想社(2008/07発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790713449
  • NDC分類 311.04
  • Cコード C1036

内容説明

いま日本ではモノがあふれているのに、幸福だと感じている人は少ない。本来、人間のためにあったはずの公共性が、制度やシステムとして逆に人間を支配しているからだ。公共性のありかを人間の精神活動に求め、それが人間という社会的存在の幸福と直結していることを説く。

目次

第1章 公共なんてヨソ事?(公共と言えばモノ(制度)ばかり
「人間」はどこにいるのか
弱い「私」
ウチとソト
自由とは「気まま」のこと?
フェアネスの精神はどこへ行ったのか)
第2章 人間は不要?―効率主義の世界(人間がシステムに引き渡される;資本主義の世界;市場システムの自立)
第3章 「もつ」よりは「ある」ほうがよい(働くことじたいが幸福;価値―社会への通路;価格(カネ)だけが価値なのか
「ある」ことの深さ―自分の奥行き)
第4章 公共性のありかをモノから人間へ(公共性の問題に対処できるのは誰か;「市民」と「生活者」;科学・技術の公共性;経済を生活世界の中へ内部化する;私の保証としての公―古代ポリスという事例)

著者等紹介

平子義雄[ヒラコヨシオ]
1940年東京都に生まれる。1967年東京大学大学院人文科学研究科(独語独文学専攻)修士課程修了。1993年東京大学大学院総合文化研究科教授。2002年兵庫県立姫路工業大学大学院環境人間学研究科科長。2006年兵庫県立大学名誉教授。現在、法務省人権擁護委員、豊中市人権文化のまちづくりをすすめる協議会委員、NPO法人「リサイクル広場とよなか」理事長、「技術者倫理の研究会」主宰。専攻はドイツ思想・文学、言語理論、環境思想・環境政策論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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がっち

3
公共性とは何か。それが読んでいる間ずっと感じた。正直公共政策大学院に通っていてもそれを明示するのはなかなか難しい。この疑問に対して、語りかけるように公共とはなにかと語っている。現在公共は行政だけのものではなく、モノから人へと、そして人と人どうしの公共が大切であり、公共は拡大し,縮小しているのだ。それを見極めていきたい。2013/05/29

Fenrir

0
公共性の喪失に関して、あらゆるものが専門化していく、モノ化していく、という点が特に印象深く残っている。学問領域は社会の内からはみ出し、一般人には届かないような部分で、専門家の聖域と化している。社会から分離し、還元されない学問のあり方については、考えることが多かった。学問に限らず政治や社会のあり方についても、公共性を生きたものとしていくためには、やはり個々人の主体的姿勢に問うしかないだろう。2016/12/24

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