内容説明
本書でのフーリエ級数とラプラス変換は微積分学の理論を深めたもので、自然現象を数学的にというか解析学としてとらえたものである。その代表的なものの中には、熱伝導方程式や波動方程式などがある。本書の前半のテーリエ級数では、それらを基礎から解説し、理解しやすいように書いてある。また、後半では、自然現象を記述している微分方程式を、できるだけ算数的に扱っているラプラス変換に触れる。このラプラス変換もできるだけ簡明に、算数的に扱えるように解説してある。これらを理解すると、身のまわりの自然現象についても理解できるだろう。
目次
第1部 フーリエ級数(フーリエ級数の基本的な性質;フーリエ級数の収束;フーリエ積分;偏微分方程式)
第2部 ラプラス変換(ラプラス変換の基本的な性質;ラプラス変換の収束とラプラス逆変換;ラプラス逆変換の求め方;ラプラス変換による微分方程式の解法)