戦前の少年犯罪

個数:
  • ポイントキャンペーン

戦前の少年犯罪

  • 管賀 江留郎【著】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 築地書館(2007/10発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 42pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年05月05日 18時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 294,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806713555
  • NDC分類 368.7
  • Cコード C0036

内容説明

昭和2年、小学校で9歳の女の子が同級生殺害。昭和14年、14歳が幼女2人を殺してから死体レイプ。昭和17年、18歳が9人連続殺人。親殺し、祖父母殺しも続発!現代より遙かに凶悪で不可解な心の闇を抱える、恐るべき子どもたちの犯罪目録!なぜ、あの時代に教育勅語と修身が必要だったのか?発掘された膨大な実証データによって戦前の道徳崩壊の凄まじさがいま明らかにされる!学者もジャーナリストも政治家も、真実を知らずに妄想の教育論、でたらめな日本論を語っていた。

目次

戦前は小学生が人を殺す時代
戦前は脳の壊れた異常犯罪の時代
戦前は親殺しの時代
戦前は老人殺しの時代
戦前は主殺しの時代
戦前はいじめの時代
戦前は桃色交遊の時代
戦前は幼女レイプ殺人事件の時代
戦前は体罰禁止の時代
戦前は教師を殴る時代
戦前はニートの時代
戦前は女学生最強の時代
戦前はキレやすい少年の時代
戦前は心中ブームの時代
戦前は教師が犯罪を重ねる時代
戦前は旧制高校生という史上最低の若者たちの時代

著者等紹介

管賀江留郎[カンガエルロウ]
ウェブサイト「少年犯罪データベース」主宰者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

29
殺人等の少年犯罪を、当時の新聞から拾い集めて分析。特に、二.二六事件は皇道派と統制派の対立といった大層なものではなく、単なる「老人と若者」の対立であって、校内暴力や家庭内暴力と変わらないとの見立てに共感。青年将校の行いに大義を与えようとする世論が未だにあることに得心する。体制への反発は、皆通ってきた道だから。2022/02/25

ロア

28
石井桃子さんの仕事をまとめた本と併読していたのですが、偶然にもこの本で取り上げている時代と被っておりました。プーさんやドリトル先生などが翻訳出版され、日本における子どもの本の礎が築き始められた一方で、対象となっている同じ日本の子ども達が同級生を銃殺したり親兄弟を斧でメッタ打ちにして殺害したり。。。ほんとに同時代の同じ国の子ども達デスカ?と、頭の中を混乱させつつ。。。(゚ε゚;)紹介される事件は凄惨で凶悪なものばかりですが、著者による突き放したような解説や独自の解釈はなかなかに笑えて面白かったです。2017/01/15

hannahhannah

18
戦前の新聞などから少年犯罪の記事を紹介、あの時代がいかに道徳が崩壊していて、ろくでもない若者が多かったか紹介する本。殺人を犯す小学生の記事も多いし、女児2人殺して死体レイプする14歳、18歳が9人連続殺人など凶悪な犯罪が多い。他にも親殺し、祖父母殺しも多かった。老人を殺して金を奪う事件も多発。子どもが他の家から物を盗んで、追いかけてきた子供三人全員を殺して、次々に池に投げ込んだ事件もある。本書で紹介されている記事は当時の事件の極々一部というから凄い。記事にならない凶悪犯罪、発覚しない凶悪犯罪も多数あったよ2017/08/11

Katsuto Yoshinaga

14
「冤罪と人類」以上の偏執的さで、昭和20年ころまでの少年犯罪記事を収集し羅列した作品で、犯罪モノ好きな私でも少々辟易したが、著者のPマッツァリーノと似通った、日本の昔は凄かった自慢を繰り返すジジイ批判は面白い。また、戦前の教員が観念的なイデオロギーのために熱心に軍国教育を行ったのではなく、それまで教員の給与不払があった状況が戦争景気により生活向上した実感があったからといったような、語られない近代の稗史が随所に読み取れる。少々古臭く感じる著者の語り口が気になるが、次作も楽しみである。2021/09/25

みさどん

14
真実は小説より奇なりというような事件がたくさん。自分も昔をイメージでとらえているものの一人。こういった事例を知らない学者さんたちに筆者が、これでもかと非難の言葉を向け続けているのには負の印象を持ってしまった。恋人との心中がやけに多いのは、文豪の作品や行為からそうだったのだろうと思うけれど、昔の子育ては甘かったというのは、読んだ後も信じがたい。今より死が近くにあったのだろうというのはわかる。2016/12/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11108
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。