出版社内容情報
デカルト自身によるまとまった記述がない「運動論」に焦点をあてて、その物理的分析から形而上学的基礎づけへと至る体系的な視点から、その全体像を描き出す。
内容説明
デカルト自身によるまとまった記述がない「運動論」に焦点をあてて、数学から自然学を経て形而上学的基礎付けへと至る体系的な視点から、その全体像を描きだす。科学革命を生きたデカルトの生の姿が、鮮やかに蘇る。
目次
第1章 数学における運動の規定とその射程
第2章 運動の数学的記述
第3章 運動の力学的分析と力の概念の射程
第4章 運動と力と重さ
第5章 運動の伝達と衝突の法則
第6章 力の存在論的身分
著者等紹介
武田裕紀[タケダヒロキ]
1968年奈良県に生まれる。2000年大阪大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程修了。大阪大学博士(文学)。現在、聖トマス大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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