新・にほんご紀行

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784822246495
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

面白く、意外で、ちょっぴり知識も身につく“にほんご観光”に出かけませんか。水先案内人はオノマトペ(擬音語・擬態語)と日本語史研究の第一人者山口仲美先生。行く先は、テレビの番組、広告、詩・小説、そして、辞書の世界です。「雰囲気」は果たして「フンイキ」なんでしょうか?「フインキ」なんでしょうか?「フツーにうまい」は、本当に美味しいと思っているの?「エンザイ」を、とわれるのはサルなのか、はたまたはウサギなのか?「嫁ぐ」のヤバイ意味とは?――楽しいイラストも満載です。

内容説明

著者と共に「言葉」を眺めに出かけませんか。テレビに、広告に、詩に、そして、辞書の中へ。

目次

第1部 テレビの言葉あれこれ(「フツーにうまい」;「巨根」;「すごい面白い」 ほか)
第2部 オノマトペに遊ぶ(擬音語・擬態語)(豊穣な言語;作詩の秘密―オノマトペからさぐる;五感を刺戟する文章 ほか)
第3部 日本語の風景(日本語が外へ出るとき;敬語をこう考える;ステキな本の広告表現 ほか)

著者等紹介

山口仲美[ヤマグチナカミ]
埼玉大学教授。文学博士。1943年静岡県生まれ、お茶の水女子大学卒業、東京大学大学院修士課程修了。専攻は、日本語学(日本語史、擬音語・擬態語研究)。『日本語の歴史』(岩波書店)で日本エッセイスト・クラブ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しぇるぱ

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第1部テレビの言葉あれこれ、第2部オノマトペに遊ぶ、第3部日本語の風景。そりゃもう第1部が面白い。[雰囲気]を[ふいんき]と読む若者が増えている。似たような例に[山茶花][さんざか]と読むべきが[さざんか]に変わってしまったのだ。[加齢臭]1999年、資生堂の研究所が中高年特有の臭いを[加齢臭]と名付けたのが始まり。第3部での敬語について、いずれ、謙譲語・尊敬語は衰えて丁寧語が残るだけになる。敬語表現にとらわれると、自由な意思の展開が出来なくなる。自己主張を押し出すには敬語が邪魔をしている。2013/02/07

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