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「標準模型」の宇宙―現代物理の金字塔を楽しむ

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  • サイズ B6判/ページ数 510p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784822283612
  • NDC分類 429.6
  • Cコード C0042

内容説明

本邦初のゲージ理論のやさしい入門書。自然の奥底に息をのむ美しさがひそんでいた。

目次

第1章 はじめに
第2章 世界を動かすものたち―自然界の力
第3章 偉大なる復活―現代物理学の革命
第4章 相対論と量子論の結婚―相対論的場の量子論
第5章 自然のパターン―基本的構成要素
第6章 数学的パターン―リー群
第7章 内側の世界―内部の対称性
第8章 頭で考える物理―ゲージ理論
第9章 現在のパラダイム―隠れた対称性、標準模型、ヒッグスボゾン
第10章 未知の世界へ―この先にあるもの

著者等紹介

シューム,ブルース[シューム,ブルース][Schumm,Bruce A.]
カリフォルニア大学サンタクルーズ校の物理学教授。専門は粒子加速器の実験物理学

森弘之[モリヒロユキ]
首都大学東京物理学専攻准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

御光堂

3
素粒子の標準模型が数式を使わないで言葉で説明されているが、それで分かり易くなっているかといえば、そうでもないし、本当に理解するには数式は避けて通れない。素粒子論における群論の重要性が分っただけでもよしとするか。2018/06/16

もんじゅ

1
とても詳しく標準理論について解説されている。 一般向けの素粒子論の書籍では一番詳しい。 特に素粒子の持つスピンについて、他の解説本だと「自転の勢い」なんてお茶を濁すが、U(1)という複素平面での回転の保存量であり実平面R(2)とほぼ同じであるが720°回転しないと元の位置に戻らないとか、いまいち理解出来ない弱い相互作用の荷量である弱アイソスピンは内部空間SU(2)の回転対称性から現れるとか、波動関数の局所変換を不変に保とうとすると自然に力の場の粒子が導かれるとか、純粋数学と物理の相補性に驚かされる。2022/08/01

fieldh

1
良書。一般向けに書かれた素粒子物理学の本で、リー群からゲージ理論までここまで包括的に書かれている本はあまりないと思う。ただ、数式を用いていないといっても、内容を理解するにはある程度の量子力学に関する知識は必要だろう。2012/03/19

guppi524

1
数式を使わず、素粒子の標準理論(特に電弱相互作用)を説明した本。量子論の基礎、量子電気力学、リー群、ネーターの定理、局所的位相変化の不変性、ヒッグス機構、と教科書的な流れで話が進みます。数式がない分、逆に解りづらい箇所も多いので、この本を読もうと思う人であれば、相補的に数式がある本も読んだほうがよいと思います。2010/05/16

EnJoeToh

1
式なし教科書みたいな。2009/09/22

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