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Field,Wind

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784861764912
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

内容説明

また、おれといっしょに走ってくれるか(あさのあつこ「ロード」)。サッカーは気合いだなんて、そんな精神論、いつの時代の話(川島誠「サッカーしてたい」)。走行する自転車チームはひとつの生き物だ(川西蘭「風を運ぶ人」)。去年の開幕戦は、反対側のゴールを守っていた(須藤靖貴「氷傑」)。順位なんてどうでもいい。走る前から思ってた(五十嵐貴久「バトン」)。スケートをやめたいと思った本当の理由は、恋の座礁だった(小手鞠るい「ガラスの靴を脱いで」)。

著者等紹介

あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞

五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。出版社に在籍中の2001年、「リカ」で第二回ホラーサスペンス大賞を受賞しデビュー

川島誠[カワシママコト]
1956年東京都生まれ。京都大学文学部卒業。83年に短編「幸福とは撃ち終わったばかりのまだ熱い銃」を発表しデビュー

川西蘭[カワニシラン]
広島県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。大学在学中に『春一番が吹くまで』(河出文庫)を発表し鮮烈にデビュー

小手鞠るい[コデマリルイ]
岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1981年にサンリオ「詩とメルヘン賞」を、93年に「おとぎ話」(『玉手箱』所収)で海燕新人文学賞を受賞。2005年に島清恋愛文学賞を受賞した『欲しいのは、あなただけ』(新潮文庫)や、06年に発表した『エンキョリレンアイ』(世界文化社)などで一躍人気を博す。現在、ニューヨーク州ウッドストックに在住

須藤靖貴[スドウヤスタカ]
1964年東京都生まれ。駒澤大学文学部卒業。スポーツ誌、健康誌の編集者などを経て、1999年、「俺はどしゃぶり」(光文社文庫/新潮社)で小説新潮長編新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keith

28
青春スポーツアンソロジー。あさのさんの「ロード」が切なくてよかった。勝負そのものよりその背景に重きが置かれた短編集でした。2016/01/02

しおり

25
スポーツに向き合う若者たちが、色々な理由の局面に立ったとき どう向き合うか?。彼らは皆 風に向かって歩くように、強く前を見て進む決心をしている。スポーツマン達の決心、振る舞いが清々しくて好ましかったです。2023/11/05

nyanco

12
『ロード』あさのさんらしく、『バトン』いかにも五十嵐さん。小手毬さんの作品も大変彼女らしいのだが、スポーツ小説として残念。『氷傑』の須藤靖貴さんは、今後要チェック。それにしても川西さんの『セカンドウィンド』が市立図書館に一冊もないのは何故!本編を早く読みたい!2009/06/27

あきちゃん

10
人と争うのも自分と戦うのも嫌。“忍耐”はあっても“努力と根性”の文字はない私の辞書(笑)。最も遠い場所にある青春スポーツストーリーでした。なんにせよ『好きだ』といえる何かを見つけた人は幸せです(*^-^*)。2017/10/23

ありんこ

10
色んな作家さん達のスポーツ小説アンソロジー。どの作品も良かったのですが、特にあさのあつこさんの「ロード」は、胸がキュンとしたり、切なかったりと、あさのさんはスポーツ物を描くのが本当にお上手ですw 2011/05/10

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