内容説明
本書は、ユニバーサルデザインの構造的な原則をウェブアプリケーションに適用し、できる限り多くの人々がコンテンツを利用できるようにする方法を紹介する書籍である。パソコンのブラウザ以外の手段でウェブにアクセスする際、ブラウザごとに異なるインターフェースを用意しないで済むためのデザインから、動的なコンテンツを閲覧可能にするためのWAI‐ARIAへの対応やウェブアプリケーションにJavaScriptを組み込む際のポイント、またFlashやFlex、Silverlightなど、アクセスしやすいRIAについても詳述する。日本語版では、日本国内での状況を付録として収録している。
目次
ユニバーサルデザインの導入
売り込み
メタデータ
構造とデザイン
フォーム
表形式のデータ
動画と音声
スクリプティング
AjaxとWAI‐ARIA
リッチインターネットアプリケーション
プロセス
付録A ウェブアプリケーションのユニバーサルデザインのための相互参照
付録B 日本国内での状況
著者等紹介
チスホルム,ウェンディ[チスホルム,ウェンディ][Chisholm,Wendy]
ユニバーサルデザインの分野におけるコンサルタントであり、開発者であり、執筆や講演活動も行っている。ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン1.0(WCAG1.0)の共著者として、ワールドワイドウェブコンソーシアムのスタッフメンバーとして、ウェブをアクセシブルなものにするために世界中の人たちとともに働いてきた。現在ワシントン州シアトルに住む。マイクロソフトやアドビ、Googleといった市場のリーダーに対して、それらの企業のツールやテクノロジにユニバーサルデザインのコンセプトを統合するために、コンサルティングを行っている
メイ,マット[メイ,マット][May,Matt]
アドビの製品開発チームの内外で働き、アドビ製品の顧客へのアクセシビリティを高め、支援技術との相互運用性を高め、アドビ製品ですでに用意されているアクセシビリティのための機能に顧客が気づくために働いている、開発者、技術者であり、アクセシビリティの支持者である。アドビに入社する前、W3C/WAIで働いており、ウェブアクセシビリティの中心的な標準規格の多くを手がけ、ウェブ標準化プロジェクトのアクセシビリティタスクフォースを率い、最初のオンライン食料品ショップであるHome‐Grocer.comのアーキテクトを助け、ウェブやモバイルのデザインコンサルティングで注目を集めているBlue Flavorを共同設立した
水野貴明[ミズノタカアキ]
1973年東京生まれ。エンジニア兼技術系ライター。バイドゥ株式会社勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。