並行プログラミング入門―Rust、C、アセンブリによる実装からのアプローチ

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並行プログラミング入門―Rust、C、アセンブリによる実装からのアプローチ

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  • サイズ B5判/ページ数 367p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784873119595
  • NDC分類 007.64
  • Cコード C3055

内容説明

複数のプログラムを同時に実行する「並行プログラミング」は、処理速度を飛躍的に向上させる手法で、タスク管理、プロセス管理、スレッド管理をはじめ、複雑な仕組みについての幅広い知識とテクニックが必要となります。本書はRustとアセンブリ、そして一部Cを用い、CPUのアトミック命令、グリーンスレッド、アクターモデル、π計算、ソフトウェア・トランザクショナルメモリ、async/awaitなど、並行プログラミングに関する理論的な背景から実装までをカバー。さらに、アセンブリ実装の理解を深めるため、AArch64とx86‐64アーキテクチャの説明も付録として収録。一歩一歩、着実に理解できるように、その仕組みから順を追って詳しく説明します。GitHub上で公開されているソースコードを実際に動かしながら、並行プログラミングの知識と理解を深めることができます。

目次

1章 並行性と並列性
2章 プログラミングの基本
3章 同期処理1
4章 並行プログラミング特有のバグと問題点
5章 非同期プログラミング
6章 マルチタスク
7章 同期処理2
8章 並行計算モデル
付録A AArch64アーキテクチャ
付録B x86‐64アーキテクチャ

著者等紹介

高野祐輝[タカノユウキ]
コンピュータサイエティストでハッカー。石川高専、北陸先端科学技術大学院大学を経て、2012年情報通信研究機構へ入所。2018年10月からは大阪大学特任准教授として教鞭を執る。現在は、システムソフトウェアとプログラミング言語理論の融合を模索すべく、Rust言語でプログラミング言語処理系、OS、ファームウェア、セッション型システムなどの設計・実装を行っている。博士(情報科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yshigeru

3
並行プログラミングにフォーカスした本というのはちょっとめずらしいと思う。SamaphoreやMutexといったよくある話題から、ユーザ空間スレッドやSTMを実装してみせるような高度な話題まで楽しく読むことができた。概念的な説明だけではなく、仕組みを実装してみせるというのは技術を深く理解するために重要だと思う。こういう技術書で、翻訳ものではなく日本語で書かれたものを読むことができて幸せだ。2021/11/04

carbon_twelve

3
総評:並行プログラミングを低レイヤでしたい人は読んだらいいが,高レイヤでしたい人はそこまで読む必要はなさそう。 まず,筆致はあまりよくない印象。 文と文の間の論理関係が変で,引っかかる箇所が多い上,説明も過不足が目立つ。特に5章の話の流れはかなり理解しにくい。 トピックとしては,低レイヤ向けの並行プログラミング入門として過不足なく十分だと思う。 ただ,並行計算モデルの章がモデルの定義のみで,モデルを使う部分に触れられていなかったのはかなり不満。 せめてモデル検査器の例だけでも紹介してもらえたらよかった2021/09/19

ますみ

1
スケジューラやランタイム、同期プリミティブやロックフリーデータ構造を実装したくなります。アトミック命令からプリミティブの実装までを説明していて良い。アトミック処理がハードウェアでどう実現されてるか触れられているともっと嬉しいと思った。また最後の計算モデルの章では、具体例で簡単な証明をやってくれたら形式的な取扱の意義を感じれると思った。読んでいてチューリング完全性についてシミュレートする関係が逆な気がした。2022/06/13

酒井 敦

0
Rustを中心に並行プログラミングを説明した本。この本では、async/await押し見えた。あとは、ソフトウェアトランザクショナルメモリの実装の一つであるTL2押しといった感じなのかな?2022/12/31

Q

0
スレッドやシグナルを使った並行処理をRustで作る本。並行処理の仕組みをただ使ってみるのではなく実際に作ってから使用例を示す。Tokioなど具体的なライブラリの使用例を知りたいなら別の本を選んだ方が良いだろう。また再帰的ロックがRustでは起きにくいという主張にも違和感を感じた。cloneすれば起きてしまうのであれば、現場でも発生するのではないか。さらに本書ではインラインアセンブラを使うためにnightlyリリースの機能を一部使っていて、Rust言語の今後の成長が期待される本だった。2022/05/23

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