内容説明
正しく生きるな、賢く生きよ。ニーチェ、森鴎外、ショーペンハウエル激賞！ヨーロッパで４００年語り継がれる最強の処世訓。
目次
人とのかかわりについて
駆け引きについて
会話について
知性について
自分自身について
才能について
成功について
人生について
著者等紹介
グラシアン，バルタザール［グラシアン，バルタザール］［Ｇｒａｃｉａｎ，Ｂａｌｔａｚａｒ］
１７世紀スペインの哲学者、イエズス会修道士、著述家。その著作は世界各国で翻訳され、Ｆ・ニーチェやＡ・ショーペンハウエル、ラ・ロシュフーコー、森鴎外といった古今東西の文化人に多大な影響を与えた。雄弁な伝道師として圧倒的な名声を得るが、１６５７年、サラゴサでの聖書学の教授の地位を追われる。逮捕され、追放されたタラソナという村で一年後に没した
齋藤慎子［サイトウノリコ］
同志社大学文学部英文学科卒業。広告業界で主に海外向けの企画制作と他国語編集に従事。その後、オーストラリア、スペインで企業内翻訳などを経て、現在フリーランスの英日・西日翻訳者。スペイン在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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mariya926
85
感謝な事に私の箴言(知恵のメモ帳)にたくさんの言葉が追加されました。ヨーロッパで400年語り継がれているいる最強の処世訓らしいですが、聖書の箴言を読むと全部書いてあるじゃんと思います(経験談)。今までたくさんの本を読んできましたが、聖書を読むと、ほとんどが聖書に書かれている事です。しかし聖書は一度で悟れるのではなく、信じてこそ悟れる部分もあるので、何ともいえませんが。聖書について書きたかったのではありませんが、やはり知恵の書を読むとためになる言葉がたくさん出てきます。たまには読もうと。2024/02/25
村越操
25
人間とはかくも変わらないものなのか。400年語り継がれる賢人の知恵とは、現在も変わらぬ知恵なのでしょう。「人生で大切なことは、人の中身を理解することだ。言葉だけでなく、行動を見ればもっとその人の真価がわかる」「愚の骨頂は、自分の愚かさに気づかないで人を愚か者呼ばわりすること。真の賢人は、ただ賢そうに見えるだけでなく自分の無知に気づいている」「人らしくふるまい、神のように見抜く」「悲しみは水に流す」「見かけだけの人は、資金不足で未完成のままの家と同じ。玄関は立派かもしれないが、入ってみればただのからっぽ」2013/11/30
いっしー
22
この本の内容をひと言で表すなら、本の帯に書いてある「正しく生きるな、賢く生きよ。」、これに尽きるのでないだろうか。一見逆かとも思ったが、読んでみると人生を柔軟に、かつしなやかに送る処世術が随所にちりばめられている。特に普段の生活で意識したい箇所は「自分を磨く」ことの大切さ。精神力、知性、運などすべての面で時々自分を再生する、つまり、新しいスタートをきることにより、新たな分野で活躍でき称賛されるということだ。様々な誘惑に負けず、時々思い出して少しでも豊かな人生を送りたいものだ。2016/09/05
ルル
14
内容もさることながら、訳者の表現力も勉強になります！2019/04/10
poku
13
なるほど。賢人であって「善人」ではないのかも。中学生の頃読んだ時にはすごく納得してしまったけれど、今はすっきりしない。私はある程度非合理的な人間味あふれる人になりたい。2015/01/25
