内容説明
チェコに生まれたユダヤ系ドイツ人のカフカにとって、“民族”とは何を意味していたのか。激動の19世紀末プラハを舞台に、友人ブロートや作曲家ヤナーチェクとの関係を検証しつつ、“小説”と翻訳、そして“音楽”のアイデンティティを問いかける新たなる視座。
目次
序章 カフカと音楽
第1章 聴衆としての“民族”
第2章 マックス・ブロートと“民族”音楽
第3章 音楽的翻訳の可能性
第4章 雑種的世界音楽体験
第5章 カフカの“民族”音楽
著者等紹介
池田あいの[イケダアイノ]
1977年、大津市に生まれる。京都府立大学文学部文学科卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了(人間・環境学博士)。専攻、ドイツ・オーストリア文学。現在、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教務補佐員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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