内容説明
「東北から世界を変える」。「地方分権」を軸に政治の刷新を唱える静岡県知事、「自治」に根ざした東北独自の復興を訴える前岩手県知事、国際的視野からあるべき日本を問うてきた元外交官。東日本大震災を機に、これからの日本の方向を徹底討論。
目次
鼎談 「東北」共同体からの再生(問題提起(復興の基盤としての地域共同体;東北から「新しい文明」の創造を;日本の復興のモデルとしての「東北」)
討論)
震災百日―鼎談を終えて(文明の創造は時間との闘い;国家も地方も問われている;東北の復興は東北人の手で)
著者等紹介
川勝平太[カワカツヘイタ]
1948年京都生まれ。静岡県知事。専攻・比較経済史。早稲田大学大学院で日本経済史、オックスフォード大学大学院で英国経済史を修学。D.Phil.(オックスフォード大学)。早稲田大学教授、国際日本文化研究センター教授、静岡文化芸術大学学長などを歴任し、2009年7月より現職
東郷和彦[トウゴウカズヒコ]
1945年長野生まれ。京都産業大学世界問題研究所長。東京大学教養学科卒業。2009年ライデン大学で博士号。1968年外務省入省。三回のモスクワ大使館勤務、条約局長、欧亜局長、オランダ大使などをへて、2002年退官。以後、ライデン大学、プリンストン大学、ソウル国立大学などで教鞭をとった後、2010年4月より現職。2011年4月より静岡県対外関係補佐官
増田寛也[マスダヒロヤ]
1951年東京生まれ。株式会社野村総合研究所顧問、東京大学公共政策大学院客員教授。元総務大臣、前岩手県知事。東京大学法学部卒業。77年建設省入省。千葉県警、茨城県の課長を歴任し、94年建設省退官。95年より07年まで岩手県知事(3期)。07年より08年まで総務大臣。09年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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