出版社内容情報
ウェーバーはニーチェをはじめとする同時代の思想家たちからいかなる影響を受け,また彼らをどう批判することによって独自の思想的地歩を築きあげていったか.ウェーバー思想の全体像を浮彫りにする労作.
内容説明
ウェーバーはニーチェをはじめとする同時代の思想家たちからいかなる影響を受け、また彼らをどのように批判して独自に社会科学的・思想的地歩を築きあげていったのか。時代状況のなかで展開されるさまざまな思想対決を描くことを通してウェーバー思想の全体像を浮彫り、ニーチェ=ウェーバー問題に一貫して取組んできた著者による労作。
目次
第1章 方法を通してみたウェーバーの思想
第2章 ドイツ歴史主義の諸相
第3章 ウェーバーの歴史学派批判
第4章 「現実科学」としての社会科学の方法
第5章 責任倫理の立場と政治的成熟
第6章 ウェーバーとニヒリズムの問題―ニーチェとの対比
第7章 ニヒリズムと人間の自由―知的誠実さの問題をめぐって
第8章 ウェーバーとニーチェ