中村雄二郎著作集〈第2期‐6〉新編日本文化における悪と罪・正念場

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 354,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000923866
  • NDC分類 108
  • Cコード C0310

出版社内容情報

1993年に完結した第1期に引き続き,日本を代表する哲学者の90年代の全仕事を集成する.冷戦の終焉,科学技術の新しい展開など,今日の社会は地球規模の再編期を迎えている.世界や生命を定義しなおし,新しい社会を構想することが今日ほど求められている時はない.21世紀の知を探求するすべての人にとっての豊かな思想資源.

内容説明

本巻は、旧新潮社版『日本文化における悪と罪』(一九九八年)の主要部分と、岩波新書新赤版六〇八の『正念場』(一九九九年)の二つから成っている。とくに前者は、一九九六年度「エラノス会議」で著者が行なった報告「日本文化における悪と罪―オウム真理教問題にふれて」を中心に収録した。後半の『正念場』についていえば、これは、一九九〇年代後半という日本社会にとって難しい「バブル崩壊後」の時期に自分なりに「時代の証人」になるつもりで、直視しなければならない問題、回避してはならない問題、時代の遠近法のうちで照明を当てるべき問題などを取り上げようと心掛けた。「不易と流行の間で」という表題は、そのような“時評性”を帯びたエッセーを書くのに適した枠組みとして考え出されたものである。

目次

第1編 新編日本文化における悪と罪(日本文化における悪と罪―オウム真理教問題にふれて;問いなおされた日本人の宗教心―脳死問題とオウム真理教事件にふれて;隠されていた儒教と道教―日本人の宗教心を探る1;誠という道徳的価値について―日本人の宗教心を探る2 ほか)
第2編 正念場―不易と流行の間で(身近なところから;世界のなかの日本;拝外と排外;電子メディアの時代 ほか)

最近チェックした商品