出版社内容情報
日本のギリシア哲学研究を牽引してきた著者は,一貫して,細分化された学問の枠組みを超えて,さまざまな領域に広く発言しつづけている.平易なことばで物事の根本の筋目を考え抜くスタイルを貫き,哲学(philosophia)という営みがその淵源においてもっていた力を現代に復権すべく格闘してきた著者の,半世紀にわたる歩みを集成.
目次
プラトン『パイドロス』註解
序説(総説―梗概、登場人物、作品の特色、執筆年代その他;弁論術(歴史的状況、リュシアス;プラトンの批判)
恋(エロース)
想起(アナムネーシス) ほか)
『パイドロス』(訳文)―美について
『パイドロス』補註
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- 和書
- 音響用語辞典 (新版)