出版社内容情報
「武士道はその表徴たる桜花と同じく,日本の土地に固有の花である」.こう述べる新渡戸(一八六二―一九三三)は,武士道の淵源・特質,民衆への感化を考察し,武士道がいかにして日本の精神的土壌に開花結実したかを説き明かす.「太平洋の懸橋」たらんと志した人にふさわしく,その論議は常に世界的コンテクストの中で展開される.
内容説明
「武士道はその表徴たる桜花と同じく、日本の土地に固有の花である」―こう説きおこした新渡戸(1862‐1933)は以下、武士道の淵源・特質、民衆への感化を考察し、武士道がいかにして日本の精神的土壌に開花結実したかを説き明かす。「太平洋の懸橋」たらんと志した人にふさわしく、その論議は常に世界的コンテクストの中で展開される。
目次
道徳体系としての武士道
武士道の淵源
義
勇・敢為堅忍の精神
仁・惻隠の心
礼
誠
名誉
忠義
武士の教育および訓練
克己
自殺および復仇の制度
刀・武士の魂
婦人の教育および地位
武士道の感化
武士道はなお生くるか
武士道の将来
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