岩波新書<br> ドイツの見えない壁 - 女が問い直す統一

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岩波新書
ドイツの見えない壁 - 女が問い直す統一

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  • サイズ 新書判/ページ数 248,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004303145
  • NDC分類 367.234
  • Cコード C0236

出版社内容情報

一九八九年,「ベルリンの壁」の崩壊は人々に歓喜の声をもって迎えられた.だがいま「東」と「西」,男と女,「ドイツ人」と「外国人」の間には,見えない壁が生まれている.未曾有の激変に呑み込まれた女たちへの数多くのインタヴューを中心にして,この国が直面している失業増,外国人排斥,福祉の後退等様々な難題を多角的に描く.

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

13
3人の女性学研究者による著作。統一後(1992年2月頃)のドイツ、特に旧東独の女性の状況を現地調査を中心にまとめている。社会主義時代、労働力確保のために整備された母性保護、社会保障の制度は統一後に失われる。東独の女性たちはそのような状況下で次々失業の憂き目にあう。そうした事態を少しでも打開するために奮闘する女性活動家たちの苦闘が浮かび上がる。3人の著者の執筆分担が錯綜しているからか、若干ひっかかりながら読み終えたが、興味深い事例や事実が紹介されていたので、気になる事項のその後を調べてみたい。2016/09/29

kaizen@名古屋de朝活読書会

2
岩波新書愛好会】女性という視点と、東西からの視点。 2つの視点が新しく、参考になった。 ヨーロッパを捉える視点が、これまで少なかったことが分かった。 本書では、女性、東西という視点が、仕事という範囲でとどまっており、生活の座標にまで広がっていないのが残念だ。 著者の見識が生きていないように思われる。2010/03/05

putisiyante

2
統一後間もない時の女性問題を西と東を比べながら挙げている。日本女性にも理解出来る事が多いと思うが、小邦が分立していたという歴史はやはり避けらない。東にシングルマザーか゛多かったという理由を始めて知った。2012/06/23

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