内容説明
階層や地域が違うと、アクセントやイントネーション、語彙にまで相違がある英語。エレガントで機知あふれる英語表現を身につける知恵。
目次
1 Queen’s Englishとは
2 女王陛下の英語と「お言葉」
3 王族も使うS‐words
4 私の「マイ・フェア・レディ」体験
5 英語ののれん分け
6 エレガントな英語
7 チャールズ皇太子のモンキー帝王学
8 国会議員と英語
9 ホワッツ・ザ・ディケンズ?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タミイ
5
20年も昔の本で良い意味でクラシカルな英国至上思想に溢れているが、英国駐在時代のエピソードを交えて語られる解説は面白い。きっと今も根本は変わっていないんだろうな。言葉は裏読みすべしという慇懃無礼な英国人気質、上流のエレガントな英語とコックニーなど地方アクセントとの階級の壁についてよく分かる。「米語」を格下で下品だと見る英国目線も痛いほど分かった(笑)。日本人がイメージする「英国」は氷山の一角である上流インテリ層が主だという話もなるほど。一言でイギリス英語などと括れない多様さに触れることができて良かった。2017/07/17
hayatama
2
この本、エリザベス2世女王陛下の話だと思ったらがっかりする。(まぁ、少しは触れられているけど。)Queen's Englishの直訳なのよね、書名は。その辺が紛らわしいけど、イギリス駐在時のエピソードを元に、特にコックニーについて色々と書いてるのは新鮮。あぁ、このヒトイギリス好きなのねぇって分かる本。2011/01/31