中公新書
食の文化史

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  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121004178
  • NDC分類 383.8

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリータ

11
◆1975年刊、著者は阪大理学部出身の食物史研究者。大阪府大の助教授だった時期もあるそうで、同じく府大名誉教授の中尾佐助とともに縁を感じる。◆東西の食文化の特性を短めの随筆風に紹介するもので、個人的には留学生への授業などで取り入れると面白い内容かと(日本の海藻食や乳製品の不食など)。◆前掲『ヒトはなぜヒトを食べたか』の訳者あとがきで言及されており読みたいと思っていたところ、『アーロン収容所』の入っていた未読新書のダンボール箱に『物語 食の文化』とともに前に買っていたのを発見。長らくの積読回収となった。2019/07/27

やす

2
世界の農耕史について学べる一冊2018/06/24

ヨックモック

1
今読むからこそ面白い食文化本。昭和50年当時に作者が憂いていたことの半分は現実に起こっている/肉や魚、酒、米やパン、乳関係食品と幅広い食材を扱うが、軸となるのは『日本の食の西洋(国外にあらず)との比較から見られる特徴、および西洋化』である/肉食と残酷。「あら、だって、牛や豚は人間に食べられるために神様がつくってくださったのだわ」/天武天皇の肉食禁止令が日本の食文化を形作った決定的な契機。しかし肉は旨いのだ。「薬猟」「薬食い」。明治の屠殺は大変/近世、西洋化しつつも、その実は肉食を日本食に取り込んでいった2015/05/21

きりまん次ゃ郎

1
古今東西の食文化を日本中心の視点で論じたエッセイ集という感じ。流石に古臭さを感じる面が多々あるが、逆に当時の日本の食に対する雰囲気がうかがい知れて面白い。2013/08/08

風見じじい

1
さらっと読める本でした。総花的で内容的には、私としては物足りなさを感じました。書かれたのが1975年と古く、日本食を世界では負けたと言っているが、現代では寿司をはじめとする和食が健康食としてもてはやされており、本書の書かれた時代とは隔世の感があると思いました。2012/09/09

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