支配の代償―英帝国の崩壊と「帝国意識」

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支配の代償―英帝国の崩壊と「帝国意識」

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  • サイズ B6判/ページ数 282,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130250696
  • NDC分類 209.6

出版社内容情報

世界最強の帝国主義国であり,最大の帝国領土の支配国であったイギリスが,その支配の「代償」として現代にまで抱え込んでしまった「帝国意識」とは何か.第1次・第2次大戦期を軸に,フォークランド戦争・人種問題にまでその視野を拡げ,帝国崩壊の過程を追う.

内容説明

本書は、「帝国意識」のあり方が最も可視的になる戦争期を考察の中心にすえつつ、今世紀の帝国崩壊の過程におけるイギリスの人々の「帝国意識」の内容と力とを、その批判者の姿もあわせて描こうとする試みである。

目次

第1章 帝国支配の後遺症―フォークランド戦争
第2章 強いられた解体―帝国崩壊の軌跡
第3章 支配する民―戦争・民衆・「帝国意識」
第4章 「帝国意識」の呪縛と抵抗
第5章 「中心」の中の「周縁」―スコットランド、ウェールズと「帝国意識」
第6章 「黒いイギリス人」とイギリス社会
終章 「帝国意識」と現代