出版社内容情報
東アジア世界における大きな変動のなかで日本の中世から近世への転換をとらえる.そして,近世的秩序形成の過程を,宗教勢力をもふくめた権力のあり方,新たな土地把握や身分制,村と町の動向,生産・技術の革新などの解明を通して描きだす.
内容説明
階層間のせめぎあい統一権力へ。東アジア世界の大きな変動のなかで中世から近世へ転換をとげる日本。新たな秩序形成の動向をさまざまな角度から描きだす。
目次
1 戦国期の地域権力
2 「東アジア」と近世日本
3 統一政権の登場と江戸幕府の成立
4 検地と石高制
5 兵農分離と身分
6 村の世界
7 近世都市の成立
8 16・17世紀の生産・技術革命
9 戦争と城
10 宗教勢力の運動方向