権利としてのデモクラシー―甦るロバート・ダール

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  • サイズ A5判/ページ数 246,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326301379
  • NDC分類 311.253
  • Cコード C3031

出版社内容情報

価値や規範にはコミットしないと考えられた「科学としての政治学」の主導者、行動論政治学の旗手として名高いロバート・ダール。彼は、今日「権利としての」デモクラシーを提唱している。自分の生活に関わる社会的な決定に対し、人が自己の態度を何らかのかたちで表明すること、それは、あらゆる空間で貫徹されるべき原理である、というのである。ここにはいかなる変化、あるいは一貫性があるのだろうか。本書は、不屈の闘志によって現代民主主義理論を切り拓いてきたダールの営為を、20世紀国家の展開に重ねあわせながら、考察する研究である。

内容説明

「デモクラシー」を一貫して擁護しようとするダールの格闘を、20世紀国家の軌跡に重ね合わせながら追体験する。「自己決定というエロス」に支えられたデモクラシー。

目次

第1章 主題の抽出:ダール批判とはなにか
第2章 権力:デモクラシーの過程論的理解
第3章 信念:ポリアーキーをよしとするリーダーの規範
第4章 主体:ポリアーキーの規模とデモス
第5章 権利と実践:ポリアーキーのよりいっそうの民主化へ
第6章 評価:現代民主主義理論とダール