内容説明
センダックから「リサとガスパール」までいま最も読まれている絵本の魅力を徹底分析。絵本についてより深く学びたい人のために研究のための文献ガイドつき。
目次
１ 心の渦を描く
２ ポストモダンの作家たち
３ ファンタジーの作り方
４ 赤ずきんちゃんの位相
５ 心おどる形と色
６ 壁を乗り越える子どもたち
著者等紹介
谷本誠剛［タニモトセイゴウ］
１９３９年生。東京教育大学大学院英米文学科修士課程修了。文学博士。関東学院大学名誉教授。１９９８年より６年間日本イギリス児童文学会会長。研究は絵本を含め児童文学から宮沢賢治まで多岐に渡る。２００５年没
灰島かり［ハイジマカリ］
国際基督教大学卒。ＰＲ誌編集をへて、１９９４～９５年、英国のサリー大学ローハンプトン大学院で児童文学を学ぶ。子どもの本の翻訳者、研究者。白百合女子大学講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP＠ehon.gohon
23
絵本を考察すると、こんな切り口もあるのかと、とても興味のもてる図書でした。赤ずきんについて、複数の方が論じている部分を読むだけでも、視界が拡げられる書籍だと思います。2021/01/23
おはなし会 芽ぶっく
18
下記の絵本についての考察と赤ずきんちゃんの位相について書かれた本。ブックガイドというより、研究？に近い。こういう深読みもあるんだ、と自分の中での知識として取り入れておけばいいかな？作家別主要作品リストは良かったけれど、2006年初版の本なのでちょっと物足りなかった。『 かいじゅうたちのいるところ / どんどん どんどん / トリゴラス / おれたち、ともだち！シリーズ / こしぬけウィリー / ぼくネコになる / 星の使者 / なみにきをつけて、シャーリー / 名前のない人 →2021/09/23
魚京童！
13
こうやって論じられても真剣に戦えないから、掲載されている絵本を読むことにした。いくつか読んだことがあったけど、読みたい本登録すらされてない本があった。こういう本は大事だと思う。あとはcsvで保存するだけ。コピペしたいから。手打ちって面倒なんだよね。その辺が改善されると最高だと思う。一覧をＨＰからダウンロードできるようにするだけだと思う。もう本は紙の時代は終わった。デジタルで加工できる時代になったのだ。2020/03/08
ぴー
3
「強さとは自らの弱さをさらして、他者とコミュニケートできる」ことだと書かれていました。これこそ、しなやかな強さと言えるのではないかと、自分の中で腑に落ちました。2017/04/29
tokkun1002
2
2006年。品揃えは完全に大人目線の絵本選び。先ずは50%制覇を目指して全ての本を読みたい本に登録。2023/07/16
