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図説 世界の歴史〈2〉古代ギリシアとアジアの文明

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  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422202426
  • NDC分類 209
  • Cコード C0322

出版社内容情報

【解説】
大好評!! 世界史研究の最高権威J.M.ロバーツ教授による「〔図説〕世界の歴史」の第2弾。紀元前500年、古代ギリシア文明が最盛期をむかえ、人類の歴史は大きな曲がり角をまがる。民主政の成立、壮麗なアクロポリスの建設、「ギリシア悲劇」などのすぐれた文学作品の数々・・。そこには2000年後に開花する近代文明の萌芽がすべて含まれていた! 古代インド文明、古代中国文明の起源と共に詳述。オールカラーの豪華シリーズ。
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新しい世界史のシリーズが誕生!!たったひとりの書き手による世界全史だからこそ味わえる「歴史を読む」楽しみ。各巻300点以上の美しいカラー図版が時代の息吹を伝えます。

<全10巻のラインナップ>
第1巻 「歴史の始まり」と古代文明(監修:青柳正規 東京大学教授)
第2巻 古代ギリシアとアジアの文明(監修:桜井万里子 東京大学教授)
第3巻 古代ローマとキリスト教社会(監修:本村凌ニ 東京大学教授)
第4巻 ビザンツ帝国とイスラーム文明(監修:後藤明 東洋大学教授)
第5巻 東アジアと中世ヨーロッパ(監修:池上俊一 東京大学教授)
第6巻 近代ヨーロッパ文明の成立(監修:鈴木薫 東京大学教授)
第7巻 革命の時代(監修:見市雅俊 中央大学教授)
第8巻 帝国の時代(監修:福井憲彦 学習院大学教授)
第9巻 第ニ次世界大戦と戦後の世界(監修:五百旗頭真 神戸大学教授)
第10巻 新たなる世界秩序を求めて(監修:立花隆 評論家)

内容説明

BC5世紀、古代ギリシア文明の登場により、人類の歴史は大きな曲がり角をむかえる。民主政の成立、壮麗なアクロポリスの建設、高度な哲学や文学作品の数々…。そこには2000年後に開化する近代文明の萌芽がすべて含まれていた!古代インド文明、古代中国文明の起源と共に詳述する。

目次

第1部 アジアの古代文明(古代インド文明;古代中国文明;その他の古代世界;旧世界の終わり)
第2部 古代ギリシア文明(地中海文明の誕生;古代ギリシア人;繁栄と衰退;ヘレニズム時代)

著者等紹介

ロバーツ,J.M.[ロバーツ,J.M.][Roberts,J.M.]
1928年生まれ。元サザンプトン大学副学長。現代における世界史研究の第一人者

桜井万里子[サクライマリコ]
1943年生まれ。東京大学教授

月森左知[ツキモリサチ]
1948年生まれ。福岡女子大学卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

31
再読。イギリスの学者らしく、ギリシア文明に半分以上のページを割いている。もちろんその長短をきちんと評価し、特に哲学・思想の部分での「演繹中心で実証を軽視した思考」が後の中世の硬直した思考に繋がるとの指摘はさすが。他社会の影響を重視する著者なので、インドの扱いは妥当と思うが、中国、特に儒教(儒学)の影響については、これもその後の歴史を考えるとマイナス面を含め影響力大なのでは?やはりこの辺は言語的理解の問題かと。日本では漢字が理解できる分直接中国思想に触れられるが、欧米の場合一度翻訳を通すのでぼやけるのかな。2019/07/08

かんがく

9
第二巻は前巻で記述のなかった古代文明とギリシアを扱う。中国、インドについては西洋人の筆者と違って私にとっては馴染みがあるので流し読み。ギリシアについては哲学、科学、芸術、そして民主政など現代に与えた影響が極めて多いため詳細に記述されている。ギリシアで芽生えた合理的な考えが、ヘレニズム世界を経て衰退するという流れ。2018/05/30

syota

9
著者のギリシア文明に対する肩入れぶりが際立っている。やはり西洋人にとってギリシアは別格なのか、説明に力がこもる。同じギリシアでも年代や地域によって政治体制、社会状況、民心が異なっていて、百家争鳴の哲学者達も、自分が生きた時代の状況に対応して思索を深めていたことなど、教えられたことが多い。ただ礼賛一辺倒ではなく「実験によって検証するのではなく、広範な現象を説明できそうなもっともらしい理論の構築に力を注いだこと(天動説など)-それこそがギリシア思想のもつ最大の欠点だった」と冷静な批判も。2014/12/09

ıɯɐɯɐ‾oʇɐs

5
インド・中国文明と古代ギリシア文明の巻。ハイライトはギリシア文明■その文化を受け継ぐヨーロッパ諸国を手本にしてきた日本人。ギリシア神話などは親しみを感じます。アリとキリギリスやウサギとカメで有名な「イソップ物語」の作者は紀元前6世紀ごろのギリシアの奴隷です。■印象に残ったのはこの時代以降、社会制度や宗教が文明から切り離されたという見方です。人間が「いかに命を繋ぐか」という問題から、国や社会についての考え方が深まった時代のように感じました。「ギリシア文明」というテーマの他の本を手に取ってみようと思います。2020/11/29

tieckP(ティークP)

5
シリーズ中ではさほど特徴のない巻である。ロバーツの魅力は、資料が少ない場合や多すぎる場合に最適な取捨選択ができるところにあるのだが、古代ギリシアは、相対的に見て「こう説明する」という正解が定まっている文明なので(だからこそ政治学や哲学や文学で説明のモデルとして重視されている)、ロバーツがいつも通り手堅く説明すればそれは既存の概説書と近い内容になる。他の巻と違って監修の桜井氏がロバーツの手腕を褒めるよりもっぱら古代ギリシアの特質について説明しているのもこの表れである。もちろん本書も良い概説書である。2017/03/25

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