内容説明
本書はアンリ・ベルクソンが精神と身体とを考察した著作『物質と記憶』についての研究である。
目次
序章 エレア派のゼノンとベルクソン―ゼノンのパラドックスと形而上学の誕生
第1章 プラトンとベルクソン―永遠真理と時間
第2章 アリストテレスとベルクソン―ベルクソン著『アリストテレスの場所論』注釈
第3章 プロティノスとベルクソン―ローズ‐マリ・モッセ‐バスティド著『ベルクソンとプロタン』管見
第4章 プロティノスとデカルト―グィレルモ・ジビューフ著『神の自由と被造物の自由』とデカルトの永遠真理創造説
第5章 デカルトとベルクソン―ジャン‐マリ・ベサード著『デカルトの第一哲学』管見
第6章 カントとベルクソン―ベルクソン著『思惟と動き』注釈
第7章 ベルクソンのイマージュ論―ベルクソン著『物質と記憶』第一章・第四章注釈 観念論対実在論
終章 ベルクソンの霊魂論―ベルクソン著『物質と記憶』第二章・第三章注釈 唯物論対唯心論