内容説明
アメリカを代表する皮肉とユーモア。タクシーとたたかい、ワックスに使われてしまった自分の税金を追い、国防総省を笑いながら、妻のいない夏休みを夢見る。ベストセラー『グローイング・アップ』のベイカーの、ピュリッツァー賞受賞コラム集。
目次
絞首刑取材は新米記者の肝だめし
VIPとの食事でおちいった窮地からのがれるには
政府の車のワックスに使われたぼくの税金
ニューヨークのタクシー
ニューヨークでうまくやれば
もえかすよ、永遠に
お仕立てワイシャツ生地の波紋
ミイラにはいつも教えられる
マンハッタンでラクダを飼う方法
温厚を絵に描いたようなニューヨーカーたち
「押売り機械」どもに死を
日本人コラムニスト輸入をめぐる貿易摩擦〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takeakisky
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高校生の頃読んで以来の再読だ。ひねくれすぎない。おもねりすぎない。からかいすぎない。むづかしくしすぎない。そういうこと。くすっとなったり、ふーむとなったり、お腹を抱えたり。いい出来のものもあれば、苦し紛れみたいなものもあり。いやいや今読んでもすごく面白い。なんで天声人語なんて有り難がるかねえ?なんて小馬鹿にしていた高校生の頃、それから80年代の雰囲気なんてのも少し、思い出す。それから、なぜ全訳しない?と思ったこともね。アメリカのかなり最近のコラムがまとめて読める、かなり夢中になったシリーズ。2023/05/23