出版社内容情報
アーサー王伝説、ヴィクトリア朝、エリザベス朝、怪奇趣味、釣り、フットボール、ロンドン塔など、英国から日本人が連想する九〇例をとりあげ、その実際の姿を解説する。
内容説明
日本人がイメージする「英国」と、本物の「イギリス」との落差を楽しみ、新たなイギリスへの旅に出かけよう。
目次
アイルランド
アーサー王伝説
アフガニスタン
アヘン
アマチュアリズム
アングリー・ヤング・メン(怒れる若者たち)
イギリス
イギリス人気質
田舎
ヴィクトリア朝〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ウラー
2
英国社会における階級の影響力を感じた。「アマチュアリズム」金を貰わないからこそ、真摯に取り組まねばならない。それが紳士のあり方という考え方。「ギャンブル」賭けをして何が悪い、正々堂々していればよい。ギャンブルの借金(Debt of Honor)をキチンと返すのは紳士らしさの表れであるという考え方。どちらも紳士は庶民より立派でなくてはならないという考え方が底にあると感じた。そういう思想が根底にあるから、専門家や政府に任せるのではない、コモンローとかチャリティーとかボランティアとかが根付いているのだろう。2016/03/18