出版社内容情報
国境を越えた人口移動。その影響と問題点を、日本と欧州の現状分析を通して考察。外国人労働者などで形成されるマイノリティ人口集団とマジョリティ社会との共生の道を考える。
内容説明
国境を越えた人口移動。その現状と共生の可能性を、欧州と日本を比較分析し展望する。
目次
第1部 日本をめぐる状況(日本の国際労働移動をめぐる議論の特徴;日中間の人口移動と社会的ネットワークの形成;日本の華人系マレーシア人非合法滞在者―面接調査を通じて;日系ブラジル人のデカセギの長期化;在日朝鮮人問題の起源)
第2部 ヨーロッパをめぐる状況(現代ヨーロッパにおける国際人口移動;ヨーロッパにおける東西労働力移動とドイツ;マグレブ‐西欧間の国際人口移動;南欧への移民の新しい流れ;イングランドおよびウェールズにおける移民労働者と階級構造―英国の「黒人」と「アジア系」人口の社会移動にかんする縦断的分析)