新世紀の精神科治療 〈第7巻〉 語りと聴取 加藤敏(精神科医)

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新世紀の精神科治療 〈第7巻〉 語りと聴取 加藤敏(精神科医)

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  • サイズ B5判/ページ数 325p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784521680514
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C3347

出版社内容情報

《内容》 診断,治療を決定するための病歴聴取や患者の訴えの聴取,および患者への病名告知,治療の説明と同意をうるためのインフォームドコンセントといった,患者と医師とのコミュニケーションそのものが,患者の苦悩に配慮した広義の精神療法となりうります.本書は,理論,臨床,文化の観点から,の3部構成で,語りと聴取(ナラティブ・ベイスト・メディスン;NBM)の重要性を説きます.    

《目次》
■序 論
 ナラティブ・ベイスト・メディスン(NBM)としての精神医学
■理 論
 1.<あいだ>と言葉
 2.日本語と精神科―日本語臨床の視点
 3.間主体性と語り
 4.精神分析における解釈と経験の変容
 5.語りと強度―行為論的精神病理
■臨床:言葉の処方箋―日常語の効用と、病態による治療者・患者の語りの様態
 1.統合失調症における語りと聴取
 2.神経症における語り
 3.うつ病者の語り
 4.摂食障害における治療的言語
 5.境界性人格障害における語りと聴取
 6.語りからみた心身症
 7.幻想の語り
 8.希死念慮を強く訴える患者に対する精神療法的接近
■文化の観点から
 1.芸術療法における言葉と語り―言語とイメージと芸術療法
 2.伝統型精神療法と大衆型精神療法
 3.沖縄における語りと医療
 4.サイバー空間と精神医学
 5.文学にみる語りと聴取
 6.情報化時代における精神科臨床―診療録の記載と病名の告知