出版社内容情報
歴史と階級意識(城塚登・古田光訳)
内容説明
故国ハンガリー革命とその挫折という痛切な体験を踏まえて亡命先で書きつがれた思想的総括。1920年代ヨーロッパの歴史的現実を前に、焦燥と苦悩を唯物弁証法によって超克せんとする意志がここにある。
目次
第1章 正統的マルクス主義とはなにか
第2章 マルクス主義者としてのローザ・ルクセンブルク
第3章 階級意識
第4章 物象化とプロレタリアートの意識
第5章 史的唯物論の機能変化
第6章 合法と非合法
第7章 ローザ・ルクセンブルクの『ロシア革命批判』についての批判的考察
第8章 組織問題の方法論