はるかなる視線〈2〉 (第3版)

はるかなる視線〈2〉 (第3版)

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622004509
  • NDC分類 400

内容説明

文化人類学とは、観察者のネイティブな文化とは異なった文化の研究であるが、同時に、みずからの文化への反省である。レヴィ=ストロースにとっては、カルテジアン文化の深化の試みでもあるのだ。著者は多様な題材をとおしてそれを提示してみせる。ワーグナーの「パルジファル」、マックス・エルンストの画法、アポリネールの詩「イヌサフラン」、現代の英才児教育、40年前のニューヨークの骨董屋歩き等等である。『神話論理』以後の新しい視座と可能性を示した本書は、たえず前進しつづける著者の学問への態度によって、われわれに新鮮な感銘をあたえる。

目次

環境と表象(言語学の教訓;宗教・言語・歴史―フェルディナン・ド・ソシュールの未刊原稿をめぐって;神話の可能性から社会的実存へ)
信仰・神話・儀式(宇宙性と分裂症;神話と失念;アメリカのピタゴラス;双生児出産の解剖学的予示;神話=文学のある小さな謎;クレティアン・ド・トロワからリヒアルト・ワーグナーへ・三部作についての覚書き)
拘束と自由(ある瞑想的画法;ある若き画家へ;ニューヨーク・あと追いと予示の町;創造的児童あと追いの記;自由についての考察)

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