内容説明
厖大な原典に遡って、バクスターの活動を克明に跡づけ、その倫理思想の実践的意味を探る。ピューリタニズムの社会構成力の解明。近代思想史への新鮮な寄与。
目次
第1章 ピューリタニズムと近代化(ピューリタニズムの地方史;ピューリタン運動の特質―ピューリタニズム・社会構造・識字技能・信団)
第2章 ピューリタニズムの労働観(「勤勉」と「怠惰」の対比論―重商主義者とA.スミス;ピューリタニズムにおける職業エートスの展開;ピューリタニズムの職業観の本質とその社会的意義)
第3章 リチャード・バクスターのピューリタニズム(バクスターの牧会活動;バクスターの倫理思想)