Minerva人文・社会科学叢書<br> 韓国における「権威主義的」体制の成立―李承晩政権の崩壊まで

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Minerva人文・社会科学叢書
韓国における「権威主義的」体制の成立―李承晩政権の崩壊まで

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  • サイズ A5判/ページ数 296,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623037575
  • NDC分類 312.21
  • Cコード C3331

出版社内容情報

【内容】
「与えられた解放」の代償とは――希望に満ちた解放時の韓国が、李承晩による陰鬱な独裁体制へと帰着するまでを明らかにする。
日本敗戦により解放された韓国。しかし希望に満ちた解放はやがて、失意に満ちた「権威主義的」体制へと帰着する。韓国は何故このような体制へと行き着いたのか。
本書はその過程と原因を、日本植民地支配とそこからの特異な脱却過程、そしてそれらが李承晩政権期の与野党に与えた影響を中心に説明する。
2003年度、第25回サントリー学芸賞(政治・経済部門)受賞。

【目次】
まえがき/凡例
序 脱植民地化と「政府党」
  ――第二次世界大戦後新興独立国の民主化への一試論
 一 日本統治から与村野都へ
   ――「正統保守野党」の興亡
1 「東亜日報グループ」の登場
  ――日本統治とその構造 
2 「正統保守野党」の誕生
  ――米軍政府期の「東亜日報グループ」
3 「正統保守野党」の変質と「東亜日報グループ」の
  政治的解体
  ――「権威主義的」体制成立の前提条件として
 二 独立運動のカリスマと「政府党」
4 「建国の父」とその時代
  ――李承晩再論
5 自由党体制の成立と崩壊
  ――韓国における最初の「権威主義的」体制
終 李承晩以後
  ――4・19から5・16へ
むすびにかえて

あとがき
人名・事項索引

内容説明

日本敗戦により解放された韓国。しかし希望に満ちた解放はやがて、失意に満ちた「権威主義的」体制へと帰着する。韓国は何故このような体制へと行き着いたのか。本書はその過程と原因を、日本植民地支配とそこからの特異な脱却過程、そしてそれらが李承晩政権期の与野党に与えた影響を中心に説明する。

目次

脱植民地化と「政府党」―第二次世界大戦後新興独立国の民主化への一試論
第1部 日本統治から与村野都へ―「正統保守野党」の興亡(「東亜日報グループ」の登場―日本統治とその構造;「正統保守野党」の誕生―米軍政府期の「東亜日報グループ」;「正統保守野党」の変質と「東亜日報グループ」の政治的解体―「権威主義的」体制成立の前提条件として)
第2部 独立運動のカリスマと「政府党」(「建国の父」とその時代―李承晩再論;自由党体制の成立と崩壊―韓国における最初の「権威主義的」体制)
李承晩以後―四・一九から五・一六へ

著者等紹介

木村幹[キムラカン]
1966年大阪府河内市(現東大阪市)にて生まれる。1990年京都大学法学部卒業。1992年京都大学大学院法学研究科修士課程修了。1993年愛媛大学法文学部助手。1994年同講師。1997年神戸大学大学院国際協力研究科助教授。現在に至る。この間、韓国国際交流財団研究フェロー(1996~97年)、ハーヴァード大学フェアバンク東アジア研究センター客員研究員(1998~99年)。高麗大学校亜細亜問題研究所客員研究員(2001年)。博士(法学)。著作に『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識』ミネルヴァ書房、2000年(アジア・太平洋賞特別賞受賞)他多数
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感想・レビュー

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ドウ

6
比較政治学上の韓国権威主義体制の位置付けがどのようなものなのか気になったので読んでみた。藤原帰一の「政府党と在野党」論を用いつつ、戦中戦後の韓国史から李承晩体制の成立を論じる。序章と第4章が特に印象的。特定の人物に権力が集中していく要因として、「世代的に丁度良い」という視座があることが新しい発見だった(李承晩は大韓帝国時代の実務経験とアメリカでのコネクション、指導者としての風格が備わりうる年齢を兼ね備えていた)。久々にちょっとずつ参考文献を遡って読んでみたくなった。2020/10/13

tkm66

0
・・この頃は面白かったんですよ、著者。2005/01/23

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