出版社内容情報
前漢の淮南王、劉安の編、現存21篇。学問・文学を愛し、賓客・学者と講論したものをまとめたもの。道家思想を基調とし、諸氏の説をも総合した論議は、天文・暦数・地理・習俗・神話・伝説・本草等にわたり、中国上代の思想・倫理・信仰・民俗に関する資料的価値は、きわめて高いといわれる。
内容説明
本書は『淮南子』21巻を3冊に分けて注釈を加えたものである。
目次
淮南鴻烈解序
巻1 原道訓
巻2 俶真訓
巻3 天文訓
巻4 墜形訓
巻5 時則訓
巻6 覧冥訓
巻7 精神訓
巻8 本経訓
感想・レビュー
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荒野の狼
2
楠山春樹が10年がかりで刊行した淮南子の全3冊(上・中・下)のうちの上巻。新釈漢文大系54として刊行。解題、解序、巻1原道訓から巻7本経訓までを、当時早稲田大学大学院生であった6人が分担執筆。淮南子は、各巻に明確な区切りがないので、適当な長さや内容の区切りで、20程の章にわけられており、漢文、書き下し文(漢字のカナは旧仮名使い)、校訂(漢文の訂正)、和訳、難語の説明と、時に”余談”として、コラム的な説明が入る。解題は、24ページからなる本書の成立、底本、思想的背景などが書かれている。2015/07/19
多読多量連投が日課だった
1
これなんて読むのか。あとこれジャンルが謎。2018/03/25