内容説明
小さな大学図書館長奮戦の記。予算と人員の少ない地方の公立大学図書館の利用者サービス・利用者教育・情報発信・書籍展示などは、どこまで可能であるのか。本書は新人図書館長が四年間に亘り、様々な難題に立ち向かった、熱血溢れる挑戦の記録である。
目次
第1章 大学図書館の実験(大学図書館の実験;書誌情報の充実と図書博物館への道;川端康成全集のこと ほか)
第2章 大学図書館の実践―所蔵資料展特集形式の試み(『豆腐屋の四季』と松下竜一署名本;町春草の著書と装丁本;翻訳本の世界(1)日本から ほか)
第3章 『川端康成全集』とNACSIS WEBCAT
第4章 NACSIS WEBCATとWEBCAT PLUS
著者等紹介
田坂憲二[タサカケンジ]
1952年福岡生まれ。九州大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(文学)。現在福岡女子大学教授、2006年3月まで附属図書館長兼任。専門は日本古典文学、特に平安時代の文学。源氏物語古注釈に関する業績で、第14回日本古典文学会賞受賞。所属学会:中古文学会、全国大学国語国文学会、日本文学協会、日本図書館協会、日本出版学会他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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