内容説明
現代の日本社会は、高齢化と情報化が並行して進んでいる。両者は一見無関係に見えるが、実は、「いつでも、どこでも、だれでも、必要に応じて」利用できる社会サービスを実現するための方策として、福祉の「情報化」の有効性が立証されはじめている。本書は、地域福祉システムの高度化を福祉情報システムを通じて達成するための考え方、具体的方策および課題について、各地の先進事例の検証を通じて明らかにし、今後の「情報化福祉」の展開に大きな示唆を与えてくれる。
目次
序章 問題意識と研究方法
第1章 情報化社会と社会の変化
第2章 地域福祉システムと情報の必要性
第3章 福祉情報化の概念と類型
第4章 福祉情報化の動向と現状
第5章 福祉情報化の現状(各地の事例から)
第6章 福祉情報化の課題
第7章 福祉情報化の課題、推進方策と将来モデル
終章 残された課題