内容説明
イエス時代のユダヤ人の生活はどのように営まれていたか。祭司・律法学者・パリサイ派・サドカイ派などはどんな人たちで、いかなる思想を持っていたか。新約聖書を理解する上で同時代のユダヤ教の知識は不可欠。現代随一のユダヤ学の碩学がユダヤ教とキリスト教を対比しながら、新約聖書の読者のためにまとめた入門書。
目次
第1章 イエスの人々の世界―イスラエルの地のイスラエル・パレスティナにおけるローマ
第2章 賢者、祭司、メシヤ―イエスの時代における三つの類型ユダヤ教
第3章 パリサイ派―イエスの競争相手
第4章 ヒレルの人間像―史的イエスの問題のユダヤ版
第5章 大破局後のユダヤ教―神殿の崩壊とトーラーの復興