内容説明
本書において、なかでも、職業訓練の「ドイツ的システム」の危機を社会史的視野のもとで説明する試みが企図されている。それによって、本研究は、近年数多くみられるようになった「デュアルシステムの将来」についての、論証的にはどちらかといえば勝手な予測や憶測から意識的にのがれることができる。
目次
1 序論
2 二元的な職業訓練の創設期(1870年から1920年まで)
3 二元的職業訓練の確立期(1920年から1970年まで)
4 職業訓練のデュアルシステムの完成期(1970年以降)
5 ドイツ連邦共和国における職業訓練のデュアルシステム
6 デュアルシステムの将来