内容説明
遺伝か、脳の欠陥か、愛情不足か、精神の病か、それとも宿命なのか―?人間の本性にひそむ永遠の謎に挑む。
目次
第1章 身中の悪
第2章 宿命論的人間の悪
第3章 獣的行動
第4章 人格障害
第5章 悪魔つき
第6章 意志の力と悪
第7章 共感の欠如と悪
第8章 意図されざる悪
第9章 善と悪の同居
第10章 狂信と悪
第11章 恥の喪失
第12章 聖人たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GASHOW
2
精神病と悪とのかかわりが、詳しく書かれていて良くわかった。読みやすくて面白い。ヒトラーやホロコーストについては、勉強となった。2014/03/06
yooou
1
☆☆☆★★2004/11/23
くさてる
0
題名通り、人間に備わっているのは悪なのか善なのかという問題を、様々な視点から具体例を通じて考察したもの。人格障害と精神障害がごっちゃになっていたりするあたりが気になったけれども、とことん人間の悪を追求しつつ、名も無き人の中に潜む聖性にも目を向ける結論に救われる気分になった。2012/04/20