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エリアーデ著作集 〈第1巻〉 太陽と天空神 久米博

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796700788
  • NDC分類 160.8
  • Cコード C1314

出版社内容情報

〈内容目次〉概説 聖の構造の形態 天空―天空神、 天空の儀礼と象徴 太陽と太陽崇拝

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

11
博覧強記の宗教学者による宗教学概論1。天空はそれ自体として宗教的価値をもつ。しかし至高存在者と異なることは多い(ウラノスとゼウス等)。天空神への礼拝は徐々に消えていく。農耕の出現によって天空神は暴風神として現実性を獲得することがあるが(シヴァの別名暴風神ルドラ等)全能ではない。「多くの場合、天空神にとってかわるのは太陽神である」。ある種の天空神は宗教的現実性を維持、強化し、至上神として自らを顕す(中国の「天」、ジュピター、ゼウス等)。膨大な情報量であり完全な理解には時間がかかりそうだ。2021/03/22

roughfractus02

6
世界の宗教儀式や神話の始源に非人間性が人間に関わるという考えを確認する著者は、当初それが漠然と高みを表す上層に位置し、超越、永続等の「まったく別のもの」という属性が与えられていたと仮説する。上層が太陽神から人格神の「いと高きもの」なる属性となり、マナや異常なものはトーテミズムから一神教の中心にシステム化される過程と歴史と見なす著者は、ヒエロファニー(聖を顕わすもの)なる象徴解釈によって人間的に表象され、文字化されて潜在化した「まったく別のもの」を引き出す。本書は著者の宗教学概論(全3巻)の第1巻にあたる。2021/07/18

Naoto

2
宗教学の記念碑的文献だと思います。宗教学概論第一巻ですので、残りの二巻を一気に読めば、宗教学への門戸は開かれてくるのではないでしょうか。

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